第15回 「21世紀交流サロン・葵丘」
- 日時:
- 平成19年9月27日(水)18:00~
- 会場:
- 葵丘
- テーマ:
- 「廃棄物のエネルギー資源化による新産業創出の可能性」
- 講師:
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東京工業大学大学院 吉川邦夫教授
- 内容:
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本会は、地産地消の観点から永続可能な畜産業の支援として、中部経済産業局「平成19年度バイオマス等未活用エネルギー調査事業」に採択された「畜産バイオマス燃料化調査事業(事業主体:(株)太田商店)」を支援しています。同調査事業でご技術指導を頂いている吉川教授より本調査事業に関する技術説明ならびに意義についてご講演をしていただきました。
廃棄物の処理の方法は埋め立てが主流であり、各国で埋立地の用地確保に悩んでいる状況でいます。同時に環境問題へ注目が集まるなか、廃棄物の社会情勢についても法的に取り締まるなど変化しています。
そこで廃棄物を分別せずに水蒸気による加熱・加圧することによって燃料化する技術を開発しました。下水汚泥や食品残渣などの廃棄物を原料とし、「固形燃料化」「ガス化燃料化」「液体燃料化」をつくり、発電やバイオエタノールなどのエネルギー源にすることが可能です。
廃棄物は「未利用エネルギー」であり、この未利用エネルギーを活用することで新たなビジネスが生まれます。今回岡崎で、太田商店さんとの取り組みとして、畜糞を微粉炭の代替エネルギーとして利用しようという調査事業を行っています。畜産業で処理に困っている畜糞の新たな利用法として利用可能性を探っていきます。