第26回 「21世紀交流サロン・葵丘」
- 日時:
- 平成27年1月30日(金)18時~20時30分
- 会場:
- 葵丘
- 参加者:
- 29名
- 内容:
-
Ⅰ.スピーチタイム(18時~19時)
- テーマ:
- 「江戸“やさしさ”のまちづくり」
- ゲスト:
- 愛知産業大学 学長・教授 堀越哲美氏
- Ⅱ.交流会(19時~20時30分)
スピーチタイムでは、ゲスト:愛知産業大学 堀越哲美学長より、江戸のまちづくり、ユニバーサルデザインについて講演いただいた。講演後はホールにて交流会を開催し、和やかな雰囲気の中、参加者同士の情報交換が行われた。
概要
- ●江戸時代=“人”中心のやさしいまちづくり
- ●ユニバーサルデザインの萌芽がみられる
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・名所図会→
のれん・提灯・看板などに「マーク」「漢字」「かな」併記
休憩空間が豊富
店先(店先の見世台で弁当を食べる人)
行楽地(床几・縁台) - ●弱者を切り捨てない配慮
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・高低差がある場所に立地している寺社は、男坂・女坂などアプローチ方法に参詣者に配慮した工夫がみられる。
・富士塚(富士山信仰にもとづき富士山に模して造られた人工の山)が各地につくられた。代参(参拝できない人に変わって代わりに参拝する)の風習もあった。 - ●夜景と暗さのデザイン
- ・名所図会→夜そぞろ歩きをする人々 薄暗いところは心地よい
- ●環境と向き合うこと
- ・江戸のまちには寺社が点在していた→水辺と緑を活かすことで、すごしやすい街になる
- ●江戸のよさは現代でも通用する部分がある。
- ●岡崎には山と川、まちの中に高低差があり、江戸との共通点がある。城下町・宿場町としての歴史があること、寺社が多いことも潜在的な魅力である。
- ●歴史や空間を、点としてではなく線として連続して考えることが大切。